CUBIC

■まほろばの会（短歌教室）

講師：井村先生　　　
参加料：500円

初めての方も大歓迎！
五 七 五 七 七 に思いを込めて 歌を詠んでみませんか？
短歌作りの楽しさを初歩から学べる集まりです。興味のある方、お待ちしています。

※詳細は、キュービック事務所(Tel 045-472-7912)まで お問い合わせください。

戦後70年という 節目の夏が 過ぎつつある この日、感慨深い歌が 詠まれています。

• 七月　愛らしき 異国の少女の手にはバラ まだおさなきを大人びて見せる　(画集より題詠)
• 六月　月曜日 遠ききのうの やすらぎを 思い起せと 沈丁花
• 五月　葱の葉は 裏表なく丸くなり 人の口には苦みを効かせ
• 四月　菜の花と 中国野菜 花盛り 競い合いても 仲の良きこと
• 三月　送られてきた 旅冊子めくりつつ　北陸行きを ひとり夢見る
• 二月　あさっては 園児が植える馬鈴薯の 畝間作りつ 空の雲見る
• 一月　青き くらき 宇宙の中に 二人いて　風船のごとき 夢を見ている
• ■二〇一五年■■
• 十二月　遅くまで 仕事しまして 夜のバス ふと見上げれば 月がついてくる
• 十一月　まっすぐに 物置く癖を ふと思う　いつしか父と 仕草が同じ
• 九月　踊るように　二人で歩く　散歩道　こよい会う人　皆美しき
• 八月　草笛を 大草原に 響かせて　たった一羽の 鳥に聞かせる
• 七月　今はただ　詠み人知らずと言われしが　歌は残りぬ　歌は永遠
• 六月　我が友は　タヌキにカラスに青大将　キツツキメジロ青サギに鴨
• 五月　キツツキの 深山に響く 音聞けば 父かと想ひ ふと振り返る
• 四月　住み慣れし 鳥山川の ふもとには 地蔵も松も 皆失せ果てて
• 三月　西方の 燃えるが如き 夕映えに 一片の雲 浄土に馳せる

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