第2部の記念パーティーは会場を2階に移して13時から始まりました。キュービックとしては初めて新横浜以外の場所で、また大きな会場での立食式の記念パーティー。そのためか、開会挨拶の阿部理事長はかなり緊張した面持ちでした。
キュービックの創立20周年を祝う会に多勢の参加をいただき、有難うございます。多くの方々の力添えで20年続けてこられたことに感謝します。
20年前、労働者協同組合を作ると宣言してスタートした創立者の協同組合の精神を受け継いで歩んできました。10年前からは労働者協同組合の根拠法を作るための運動に取り組み、その制定も近づいてきました。新しい時代を切り開いてきたことを肌で感じます。協同労働が大きく注目されています。新しい時代に大きな 脱皮・飛躍をしていかなければならないことを感じています。乗り越えなければいけない問題もあります。
1995年のICAの協同組合のアイデンティティに関する声明を会場に配りました。協同組合の基本的価値と原則に照らして自己検証をし自己の革新を図っていかなければなりません。
21年目へと歴史をすすめます。今まで以上のご教示をお願いいたします。
40名を越す来賓は5回に分けて壇上で紹介されました。
来賓を代表してコープかながわの木下長義理事長、社会福祉法人風の谷やまびこ工房の中島施設長、そしてNPO法人愛コープ港北の森悠紀子理事長が挨拶されました。
その後、ワーカーズコープリサ イクルショップキュービックの 磯部百合子理事長による乾杯の発声のもと
会食と懇談が始まりました。
会食開始後、ほどなく祝電とメッセージの披露があり、その後、キュービックを立ち上げた8人の理事の紹介がありました。その中で当日出席されていた初代専務で2代目理事長の村山節子さんと3代目理事長の内井みち江さんが設立当時の話をされました。村山さんが「とにかく8人ともいつも一緒にいたくてキュービックを立ち上げたようなものです」とおっしゃれば、内井さんが「それでも顔を合わせれば議論をして、とにかくにぎやかでした」とおっしゃり、仲の良さ、団結力の良さをお話しされました。
創立20周年を機にイメージを一新しよう、とロゴの募集をしてきましたが、メンバーによる投票で選ばれた新ロゴの発表がありました。
最優秀賞は金子紀子さん。入賞者4人と実行委員会賞一人が表彰されました。「女性らしさの中にもシャープさがあり、仕事へのプライドを表した」という新ロゴは、デザイナーにより一層洗練されたものになりました。これからキュービックのシンボルとして広く使用されていきます。
その後、参加者お待ちかねの「お楽しみ抽選会」が開催されました。
1等はJCB商品券1万円分、2等は5千円分、3等は図書券3000円。10人に一人は当たるとあって、皆、わくわくドキドキ。番号が発表されるたびに歓声とため息が入り混じり、会場は大盛り上がりでした。1等の方は「これまでくじに当たったことがない。本当にうれしいです」と大喜びでした。
会も終わりに近づき、記念講演・記念パーティーなどの企画や記念誌の編集などこれまで20周年記念事業に関わってきた実行委員会のメンバーが紹介されました。
その後、20年という年月をあゆんできたキュービックを支えてくれた様々な方々に感謝の気持ちを込めて「私たちの想い」が読み上げられました。20年という節目を機にまた新たな一歩を踏み出す決意が述べられました。
加藤専務が閉会の挨拶を述べました。「私たちの想い」で胸いっぱいになり、これまでのことを振り返っているうちに様々な方々への感謝の思いがあふれて、言葉に詰まったところもありました。記念講演・記念パーティーの盛会を感謝し、来賓の方々や参加者へお礼の言葉を述べて閉会となりました。
先人8人が大きな理念のもと、1990年にキュービックを立ち上げ、継続し、今日の私たちの出会いにつながりました。
その歴史を振り返り、これまで引き継いできたこと、次へ伝えていくこと、変えていくこと、 今日はその通過点であり次の一歩へ踏み出すための喜びの日であり決意の日でもあります。キュービックが進む方向に際して、今後ともお力添えを頂けたらと思います。本日は有難うございました。