ワーカーズコープ・キュービック

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キュービックの沿革

キュービックの組織

― 民主的・自主的運営を進めるとともに育ちあう組織を目指します ―

キュービックの目的
働くもの自身が出資をし、みずからの労働を管理し、運営するという協同労働の協同組合です。
働くことの本来的な意味をさぐり、労働をとおして互いの成長をうながし、人間性の向上を目指します。
私たちが暮らし働く地域にとって必要な仕事を、地域の人が支えあう非営利の協同労働として事業化します。
 

自主的民主的運営

 

キュービックの構成
   理事会・監事会 理事 8名、 監事 2名
   事業部 3事業部(仕事ごとに分かれています)
   メンバー

出資金(1口1万円)を出して、運営、労働をします。(2022年5月現在 62名)
メンバーになるには

   プレメンバー メンバーになるまでの研修期間(原則6ヵ月)。

 

機関会議
   総会 毎年5月に行います。1年の方針総括、次年度の方針を決めます。
   全体会議 年に数回、各事業の代表が集まり報告や協議をおこないます。
   事業部運営会議 各事業部で月に1回開催し、報告や協議をします。
   懇談会 年に1度、メンバー全員の参加で皆で決めたテーマについて懇談します。
※各会議の開催曜日、時間は年度により異なります。

 

その他
   基礎講座 新しく加入したメンバーがキュービックや生協について学びます。
   各種講座 2018年度は、協同労働、SDGsについて学びました。今年度も各事業部で積極的に学習会を企画しています。
 
ワーカーズコープとは
  Workers Co-op。働く人自身が資金を出し合い、社会に必要な仕事を起こして運営していく非営利組織のことです。
企業に雇われるのではなく、ワーカーズコープに集まる全員が出資、経営、労働の3つの役割を担います。
雇用主と被雇用者という関係ではなく、1人1人が対等な立場で責任を分かち合い、能力や技能に合った仕事をして報酬を受け取ります。
 

 

 

 

キュービックの組織
キュービックの沿革
 
準備期(1989年〜1990年)
1989年、ワーカーズコープ研究会が発足。答申を出したコープかながわの退任理事8名が1990年3月に組合員の仕事起こしを掲げて「ワーカーズコープ・キュービック」を立ち上げました。

 

始動期(1991年〜1992年)
  組合員向けの生協学校のテキスト作り、それを元に講師活動。その講師要請講座の開設など、組合員が組合員のためになる仕事が初期の主な活動となりました。91年4月には本部食堂の委託を受け、自主事業をスタートさせました。

 

成長拡大期(1993年〜1998年)
  それまでの単発的な仕事からプリントショップ(コープかながわ深谷店、ハーモス荏田)やリサイクルショップ(片倉店)など委託・自主ともに運営を任される仕事が始まりました。
  1996年、コープの葬祭事業「ゆきげ」事業の開始とともにお世話係、講師の委託を受けることになりました。  
  1997年にはふれあい共済の学習会講師の仕事が始まり、共済のお知らせ活動へと委託の仕事が拡大していきました。  
  1997年、コープかながわ和泉店のとなりに泉区給食サービスセンターをオープンし、地域の高齢者への配食サービスを開始。後に周辺のコープ店舗への惣菜提供やグループホーム「CoCo湘南」への配食サービスへと事業が展開しました。  
  1998年には社会福祉法人風の谷「やまびこ工房」の給食の仕事の委託を受け、本部食堂以外でも食の仕事が拡大しました。  
  このほかにもさまざまな分野での仕事がどんどん入ってくるようになり、キュービックの事業は一気に拡大しました。

 

転換期(1999年〜2004年)
  1999年11月21日にキュービックは「企業組合ワーカーズコープ・キュービック」として新たな一歩を踏み出しました。パソコンを使う仕事が増え、シフト的な作業の委託も増えました。

 

飛躍期(2005年〜2007年)
  仕事が専門的になり、部署もある程度固定されてきたことから、事業部制を導入し、経営を含めた自主運営、自主管理を目指すようになりました。障害者スポーツ文化センター横浜ラポール内のレストランの入札に参加し、プレゼンをし「ふれあいショップ・キュービック」受託に至りました。

 

充実期(2008年〜2011年)
  キュービックも20周年を迎え、ひとつの節目としてワークピア横浜で記念式典を行いました。
2007年に受託したJAやまびこが事業部になり、事業部数は全部で13事業部となりました。
2011年は横浜市より、お買いものサポート事業を受託しました。
JAやまびこに続き、JAひまわりでの昼食づくりがはじまりました。東日本大震災の翌日にキュービックではEXPO'11(次の仕事起こしにつなげていく博覧会)が行われました。
食関連では新たにケアサポートセンター青葉の食事作りがはじまりました。

 

行動期(2012年〜2015年)
 

理事会が新体制となり、2012年〜2021年を見通しての長期ビジョンを作成しました。
2013年3月にメンタルサポートあおばの夕食作りを受託し、お弁当の配食は利用者さんに喜ばれています。
神奈川県のモデル事業「就労困難な若者による地域課題解決型仕事起こしプロジェクト」をワーカーズコープセンター事業団、ワーカーズコレクティブ協会、キュービックの3団体で受託し、くらしのサポートへの開所へとつなげました。
風の谷事業部がキュービックから独立し、新たな事業を展開しました。
キュービックの事務所が金子ビルから葉山ビルへと移転しました。
2013年10月 キュービックでの仕事起こし「わくわくキュービック」がオープンし、 2015年7月に閉店を迎えるまでメンバーと地域をつなぐ居場所となりました。

 

 

 
活動期(2016年〜2019年)
 

2016年、ゆきげ事業部はゆきげ応援ボランティアと形を変えました。
同年7月、キュービックはワーカーズコープセンター事業団、ワーカーズコレクティブ協会との3団体で「協同労働による働楽(はたらっく)就労支援センター」を立ち上げました。
キュービック独自の生活総合支援事業は『広報よこはま』生活あんしんサポート事業紹介に掲載されました。
2018年、神奈川県中小企業団体中央会助成事業を活用し、新リーフレットを作成しました。
2019年『いま、「協同」を創る2019全国集会in kanagawa』の実行委員会に参加しました。

 

変動期(2020年〜)
 

2020年30周年を迎えました。11月、事務所を葉山ビルからスギヤマビルへ移転しました。
2021年3月JAやまびこ・JAひまわりが終了しました。
2021年8月、社会福祉法人グリーンより、障がい者施設の食事つくりを受託しました。
2021年、定款変更を行い、12月に臨時総会を開催しました。
同年、就業規則等の見直しを行いました。2012年に掲げた長期ビジョンの最終年度となるため総括をまとめました。
2022年10月1日に労働者協同組合法が施行するにあたり、キュービックとしての方向性を見極める時期にきています。

 
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